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とりとめなく行き来をする映画です。
映画の冒頭で行き来するのは、「江戸」と「TOKYO」。
もうすでにここで虚構と現実の境界は曖昧に。
そのボーダレスな画像を往復させているのは、ドラマの中に出てくるドラッグなのか、それとも弥次さん喜多さんのキャラクターそのものなのか。
映画の終盤で行き来するのは、三途の川の「あっち」と「こっち」。
行き来するためのエネルギーもどこかふんわりとしてつかみどころがない。
生きてるのかすでに死んでいるのか。現代なのか江戸なのか、本物の弥次さんなのかニセモノなのか、そういうことをひっくるめて深く考える必要のない脱力した感覚を飽きさせずにキープできるギリギリの時間。荒川良々の強烈すぎるビジュアルの応酬も、ひとつの映画のパズルの1コマとして普通に埋め込まれた感じがしてしまうのは、クドカンワールドなのか。
ついでに「音声解説」も観た。クドカンと主演のふたり、途中のパートでは古田新太や皆川猿時やぐっさんや研ナオコが交代で出てきて、ゆる〜く話している。
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好き嫌いはきっぱりわかれる
官九郎ワールド。


